業界を知る
建設業界のこれから
果てることのない、高需要の業界
千葉県八街市の笹川鉄筋工業株式会社が、鉄筋工事を介してその身を置く建設業界。人々の暮らしがある限り、建築物・構造物の存在は不可欠。それらを手掛ける建設業界は、いつまでも果てることのない高需要の業界です。こちらでは業界の現況や動向、将来性などをご説明していますので、建設業界にご興味をお持ちの方はぜひご参照ください。
現状
まずは建設業界の現状をご紹介します。基本情報・業界シェアの観点から触れており、建設業界が「今どのような状態にあるのか」を少しでもご理解いただけるのではないでしょうか。
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基本情報
平成25~26年のデータによれば、建設業界の市場規模は15兆1956億円、労働者数は109423人と、かなりの巨大市場であることが分かります。また、平均年齢は43.9歳、平均勤続年数17.6年となっており、この数字は、専門性が高く修得に時間が掛かること、若手人材が不足していることを証明するものといえるでしょう。
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業界シェア
こちらも同様に平成25~26年のデータをもとにしたものですが、業界でのシェア率は1位が大林組10.6%、2位が大成建設10.2%、3位が鹿島建設10.0%となります。数字をご覧いただくと分かるように、1社独走状態ではなく、複数企業がしのぎを削っているのが業界の現状です。
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動向
続いては建設業界の昨今の動きについてご紹介いたします。今、業界が抱えている課題や、業界規模の推移などを通して、これからの動向を見ていきましょう。
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課題
大震災の復興事業、東京五輪決定等の背景があり、建設業界の需要は大きく高まり続けています。その反面、技術者・技能者の高齢化や不足も深刻化しており、若手の建設業界離れから人材面での将来性が懸念される一面も。また、熾烈な価格競争により実は利益率が低く、労働者の待遇に影響が及んでいるのも大きな課題です。
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市場規模
すでに成熟した業界ともいえる建設業界は、平成17~20年まではほぼ横ばい状態を続け、民間需要の減少から平成21~22年にかけては大きく減少します。しかし、震災復興需要などの影響から、その後は回復傾向を辿っています。
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業界の将来性
需要が落ち着いた先を見据えること
東京五輪決定やリニアモーターカー開業などが控えていることから、今後もしばらくは需要が増大していく見込みです。しかし、それらの需要が落ち着いた後に、どうなっていくのかが課題であるともいえます。好調である今だからこそ、将来的な需要の落ち込みを防ぐための対策法・解決法を見つけておくことが急務でしょう。
深刻な人手不足
弊社の携わる鉄筋業界だけでなく、建設業界全体が近年深刻な人手不足に悩まされています。同業界に身を置くものとして、この問題には継続的に取り組んでいかなくてはなりません。
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若年層の建設業在職者が減少
建設業界の平均年齢が43.9歳であることからも分かるように、若年層の人材不足は深刻な問題です。技術者・技能者の高齢化は年々進んでおり、今後はさらなる人材不足に陥ることが懸念されています。この現況を打破するためにも、若手人材の確保が業界の大きな課題です。
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「職人離れ」が激化
1995年以降、建設業界では20~24歳の若手在職率、15~19歳の若手入職者ともに減少を辿っており、2010年にはピークであった1995年の3分の1にまで落ち込んでいます。高齢化が進む一方で若手が増えていないという現実です。この背景にはいわゆる3Kイメージや、福利厚生制度の徹底不足などが大きく影響しています。
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業界の取り組み
昨今、建設業界が特に力を入れている取り組みは、3Kイメージの払拭です。なかでも「きつい」イメージを少しでも変えるため、最新技術・最新設備の導入を各社が積極的に進めています。
無人重機で現場に変化
人手不足対策として、大型トラックやブルドーザー、大型ローラー等の無人重機が開発されています。無人での連携を実現し、作業員1人の端末操作で3台を稼働させることが可能です。
機械にお任せ の業務も増加傾向
無人重機以外に、高層ビル建築での溶接や天井ボード取り付けを行なってくれるロボットも。ダムや港の堤防など水中設備の点検を、潜水士に変わって行なうロボットも登場しています。
鉄筋協会
鉄筋業界についてもっと詳しく知りたいとお考えの方は、下記協会のHPをご覧ください。
公益社団法人全国鉄筋工事業協会
鉄筋工事業に関する資格付与や情報提供・発信・収集、人材確保・育成、技能向上等の事業を行なっている協会です。
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全国圧接業協同組合連合会
圧接業を通した良質な施工製品の提供を目的とし、技術・品質向上への取り組みなどを行なっている協会です。
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