鉄筋工に必要な国家資格と民間資格とは?



千葉県八街市で鉄筋工事を手掛けている笹川鉄筋工業は現在、鉄筋工を募集しています。入社するに当たって、必要な資格などはございません。未経験でも入社できますし、やる気さえあればすぐに活躍できます。


しかし職人である以上、資格を持っている分だけ数多くの現場に挑戦できますし、職人としてのランクも高まります。そこで今回は鉄筋工が取得すべき資格をご紹介しますので、今後職人としてレベルを高めたい方はぜひご覧ください。




■国家資格と民間資格の違いとは?




はじめに取得できる資格の種類についてご説明しましょう。一般的に国家資格と民間資格認定の2種類に分けられます。

「国家資格」とは、国や関連機関が法律に基づいて設定した資格です。国が定めているので、高い信頼度が有ります。

「民間資格」とは民間団体や企業が定めた基準をクリアしたことを証明する資格です。国家資格とまではいきませんが、もちろん取得しくと職人としてレベルアップにつながります。


では鉄筋工が取得すべき資格には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。国家資格と民間資格のそれぞれについてご紹介しましょう。



1.国家資格

「一級鉄筋施工技能士」と「二級建築施工管理技士」が主な資格になります。

二級建築施工管理技士の学科試験については17歳以上であれば、誰でも受験できます。

「一級鉄筋施工技能士」を具体的にいうと、鉄筋施工図の作成・組立作業の専門家です。


保持することで、一般建設業の許可を受ける際に必要な「営業所ごとに配置する専任の技術者」および「建設工事における主任技術者」として認められます。主任技術者として重宝されるようになるでしょう。将来的に、職人以上のポジションである施工管理者を目指す方にとっては必要不可欠な資格です。


学科試験では、建築構造や施工法、材料、建築設計図、関係法規、安全衛生に関する問題が出題されます。また実技試験では鉄筋施工図の作成作業か、鉄筋組立作業のいずれかの選択が可能です。



2.民間資格

民間資格で代表的なモノは「基幹技能士」です。鉄筋工事の現場において欠かせない資格になります。

基幹技能士の資格を取得することで、現場で状況に応じた施工方法を提案できるほか、効率的な現場を整えるために職人を配置し作業方法や手順などを構成できます。


また鉄筋の生産グループの技能者に施工指示を出せたり、各工程を把握したうえで他の職長と連絡を取れるたりするなど、ワンランク上の役割を担えるようになるのです。


講習を受講するためには10年以上の実務経験と、3年以上の職長経験が要ります。また先述した一級鉄筋技能士や施工管理技士などの資格を保有しておかなくてはいけません。


簡単には取得できないので、保持しているだけで貴重な人材と見なされ、多くの現場から声がかかる可能性も有ります。




■資格を取得しながらゲーム感覚でレベルアップできる仕事




冒頭でもお話したように鉄筋工は入社後に先輩のもとで学びながら、資格を取得しスキルを高めていくのが通例です。資格を持っておらずとも入社できます。


しかし入社後は、資格を取得しながらよりレベルが高い鉄筋工を目指していくのが一般的な流れです。すぐに挑戦できる資格もあれば、実務経験が必要な資格もあります。


現場で実力を磨きながら、挑戦できる資格を受験してどんどんレベルアップしていく様はさながらゲームのようです。自分があらゆる資格を保有できたときには、さまざまな現場で活躍の幅が広がるので、モチベーションを高く維持できるでしょう。


会社によっては受験費用を全額負担するなど、資格取得を支援してくれることもあります。鉄筋工として常に上を目指したいという方はぜひ挑戦してみましょう。


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