鉄筋コンクリートの歴史と、鉄筋工の未来のカタチとは?

 



鉄筋工事を千葉県八街市で手掛けている笹川鉄筋工業です。

私たちは普段「鉄筋コンクリート」の軸となる「鉄筋」を加工したり組み合わせたりしながら、鉄筋コンクリート造の建築物をつくっています。


簡単にいうと、骨組みとなる鉄筋の周りにセメントを流し込むことで、強度を高めた建築材が「鉄筋コンクリート」になります。鉄筋工はその鉄筋を組み上げるまでが仕事です。つまり鉄筋工の仕事は最終的に表から見えなくなります。


しかし、セメントの中心には確実に私が手掛けた鉄筋が存在しており、骨組みとして建物を支えているのです。建物が残り続ける限り、お子様やお孫さん、その先の代まで残る仕事といっていいでしょう。


そんな「鉄筋コンクリート」は、名前こそ広く知られていますが、一般の方にとってはまだ知られていない部分が多い材料です。そこで今回は求職者に鉄筋工事のことをお伝えするために、鉄筋の歴史をご紹介します。またプロである私たちが考える「鉄筋工事のこれから」についても記載しますので、ぜひご覧ください。




■古来の建物は、日本では木造、西洋では石造でつくられていた




今でこそ耐久性が高い鉄筋コンクリート造の建物は増えましたが、元来、日本の建物には木材が使われていました。世界最古の木造建築といえば奈良の「法隆寺」ですよね。木々を加工して、組み合わせることでつくられていたのです。


一方、西洋では石材を加工する場合が多かったそうです。既に石材を使っていたこともあり、必然的に西洋のほうが先に鉄筋コンクリートでの建物づくりをはじめることになります。




■160年以上前にフランスで鉄筋コンクリートの概念が誕生




では世界最古の鉄筋コンクリート造の建築物とは何なのでしょうか。

一説によると、1875年のフランスの橋だといわれています。それから約25年後には世界最古の鉄筋コンクリート造の教会・サン・ジャン・ドゥ・モンマルトル教会がフランスのモンマルトルで完成しました。


それまでは石材だけで建築物をつくるのが通例でしたが、やはり耐久性に何があるとの理由から、鉄筋コンクリートでつくられるようになったそうです。


鉄筋が世の中に広がる契機をつくった立役者にランボーとモニエという2人のフランス人がいます。ランボーは1855年に金網とモルタルとを組み合わせてボートをつくりました。素材こそ違いますが、現代まで続く鉄筋コンクリートの起源です。


フランスの庭師だったモニエは1862年に、はじめてコンクリートと鉄を組み合わせた建築方法を発明しました。現在の工法とほぼ同じつくり方で鉄筋コンクリートができたことになります。




■大震災によって需要が高まる




しかしもちろん現代のように世界中の情報をキャッチできる世の中ではありません。日本に鉄筋コンクリートが伝わったのはそれから約30年後、1890年のことでした。横浜港の岸壁工事で使用されたといいます。


当初はすべて「重ね継手」という2つの鉄筋を1つに接合する工法で施工されていました。そこからより大型な建築物にも対応できるように開発されたのが「ガス圧接継手」です。太径鉄筋の継手が可能となりました。


その後、1923年に国内で一気に鉄筋コンクリートの強さが見直されるきっかけが訪れます。その契機となったのが「関東大震災」です。国民はそれまで体感したことがないほどの大災害に、恐れを抱きましたが、鉄筋コンクリート造の建物ついては倒壊率が極端に低かったそうです。それから鉄筋コンクリートは一般に普及していきます。


終戦後、高度成長期を迎えると「プレキャスト工法」や「鉄筋の先組み」などの合理化工法が次々に開発されていきます。それぞれの工法に適した鉄筋の機械式継手や溶接継も普及しました。




■これからの鉄筋工はAIと人間との分業になる




約160年にわたって技術の進歩とともに「鉄筋工」の仕事も進化してきました。そしてこれからも残り続ける仕事だと断言できます。


現在、世界中で「AIやロボットが人の仕事を脅かす」といわれています。鉄筋工の仕事にも単純作業はありますが、現場での作業では状況によって最適な工程にシフトしなけれればならず、決して一辺倒ではありません。つまりAIやロボットだけでは鉄筋工のすべてを補うことは不可能です。


これからの鉄筋工事はロボットやAIと人間との分業になることが予想されています。適材適所で一緒に仕事をすることでより効率的に生産性を高められるのです。


そのため鉄筋工においては仕事がなくなるというより、より高度な仕事を人間が担っていくといわれています。一流の鉄筋工事をできる会社だけが生き残り、人の生活を支えることになります。


笹川鉄筋工業はもちろん、常に最新の技術や道具について知識を付けながら、未来まで人の生活を支え続ける会社であり続けられるように仕事を続けています。現在、求人を募集中です。未来までを見据えた鉄筋工としての知識を学びながら働ける職場なので、ご興味がある方は詳細をご覧ください。


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